消費行動の「新しい手段の一つ」として登場したシェアリングエコノミー。シェアエコを活用した方が良い場合もあれば、既存サービスを使った方が良い場合もあります。
この記事では、どちらの選択を選ぶべきかの行動指針となるノウハウをお伝えします。
消費行動を取る前に検討すべき行動指針
以下の「順番」でサービス利用を検討するのが重要です。
- 友人からシェアしてもらえないか検討【価格◎・確実性△】
- シェアエコ型サービスの利用を検討【価格〇・確実性〇】
- 従来型サービスの利用を検討【価格△・確実性◎】
①②③の中で、1つのみを選択する場合もあれば、①②③という「順番」を守りつつも①~③の全てを利用する場合もあります。
例①:地方在住者が都内で宿泊する場合の行動手順
東京に友人がいれば、①の友人家に泊まりに行くという手段が使えます。その場合、「手土産」は必要ですが、無料で泊まることができます。
そういう相手がいなかったり、友人の都合が合わない場合、②のAirbnbでホテルより安い値段で泊まる事を検討します。
ただ、ホテルのような安定したサービスでないと困る場合、(備え付けのバスタオルなかったり、何時でもチェックインできないと困るなど)は③通常のホテルにするべきでしょう。
上記、①→②→③の順に選択肢を検討しました。
例②:はじめての海外旅行を相談をする場合の行動手順
海外旅行が好きな友人①がいれば、食事をおごりながら相談にのってもらえばOKです。海外の知り合いを紹介してもらい、その家に泊めてもらえる場合もあります。
そういう相手がいない場合は、②タイムチケット等の得意のシェアリングエコノミーサービスで、旅行アドバイスをしてくれる人に2,000円ほど払って海外旅行のお得なノウハウを教えてもらいます。
一方で、1%でも旅行を失敗したくない場合は、③従来型のHISなどの旅行案内所で受付の方に相談して、そのままツアーに申し込んだりします。
①~③の順番に検討しましたが、①②③の順番に検討さえすれば、全てを活用するという手法でも問題ありません。注意しないといけないのは、③の後に②を選択したり、②の後に①を選択すると損をする可能性があることです。(例:③の選択肢が間違ったことに気づいても、後から修正しにくいのです)
新しい消費行動の手順に慣れよう!
従来は②のシェアエコを利用するという選択肢はありませんでした。
本来、③だけしか使わなかったり、①→③だけで行動していた人は、①→②→③の順番で消費行動を考える癖をつけましょう。②が抜けないようにすることが重要です。
②のシェアエコはこの数年にできた新しい手段なので、消費行動の選択肢から発想が抜け落ちる可能性が高いのです。
消費行動の選択肢の一つとしてのシェアリングエコノミー
新しいシェアサービスが登場した時に、「このサービスは使える!」「このサービスは使えない!」という単純な議論にしてしまうと非常にもったいないです。
上記のように消費の選択肢の流れの一つとして捉えると、時と場合に応じて、サービスをより上手く活用できるようになります。
①無料→②シェアエコ→③既存サービスという行動手順は、不確実性の高い順の並びでもあります。まずは、不確実性が高いけど、安い手法から利用を検討するのが得策です。
友人が少ない人がシェアエコで救われる時代に
たくさんの友人がいる場合、色んなことを無料でシェアしてもらえることがあります。家に泊めてもらったり、専門知識を教えてもらったり、仕事を紹介してもらったり、シェアエコサービスや従来型サービスを利用しなくても豊かに暮せる環境ができています。
一方で、友人、知人が少なかったり、友人に何かを頼むのが苦手だったりする人(※私のことです)は、シェアリングエコノミーの恩恵を最も受けることができます。
シェアエコを使えば少額で、「空間」「モノ」「スキル」「移動」などをシェアしてもらえる時代になりました。人脈がほとんどない人でも、便利な生活の為の知識や環境を気軽に獲得できるようになったのです。
また、シェアリングエコノミーのサービス利用を通じて、個人的な繋がりは増えていきます。③のみの選択肢だった人が、②→③になり、最終的には①→②→③の流れを構築することができます。(この流れの構築法は別途説明します)
「シェアリングエコノミーを消費行動の流れの一つに組み込もう!」まとめ
「シェアエコにするか従来型サービスにするか」という横並びの二者択一の発想ではなく、「サービスを検討する順番が大事」という着眼点を持つと合理的な活用術が見えてきます。是非参考にしてみてください。